AIP食事療法で炎症を抑えよう

橋本病などの自己免疫疾患の症状を和らげるAIPの体験記です。

私の症状と診断まで その2

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パンデミックで医者に行けない

パンデミックの影響で、夫と揃って収入がなくなってしまいました。周りからは心配されたのですが、内心ラッキーと思っていました。体調が悪くて出社できそうになかったからです。数ヶ月間は会社が健康保険を払っていてくれましたし、政府の補助金があったので路頭に迷う心配はありませんでした。それよりも起き上がれない方が問題でした。

 

だんだん体調は悪くなり、とうとう一日中寝ているようになりました。頭にもやがかかったようになり、何も考えられない。気持ちが悪い。頭が痛い。ふらつく。起きて食事をしたら、いつの間にかまた眠っている状態でした。それなのに病院に行けない。オンライン診察も何週間も待たなければ行けませんでした。

 

半量に減らしたレボチロキシンを、リスク承知でまた元の量に戻しました。するとなんとか起き上がれるようになったものの、頭痛やふらつき、気分の悪さはあまり変わりません。夏になりようやくオンラインで内分泌科医の診察を受ける事ができ、ラボで血液検査も受けました。

 

検査結果と体調が比例しない

やっとの思いで血液検査を終え、さていかに悪い結果かと思いきや、なんと全て正常。医師にはほぼ確実に橋本病だろうと言われていたのにも関わらず、抗体検査も異常なし。他に原因があるのかと、主治医(PCP)のところに健康診断にいき一通り調べてもらっても正常。あまりに立ちくらみがひどいので貧血かと思いきや、それすらもなし。

 

は?????

 

ちょっと悲しかったです。だって原因が分かれば治療や対策のしようがあるんです。西洋医学は検査結果重視のところがあるので、検査の結果が正常ならわざわざ他の検査してくれないところが多いですしね。うちの科では異常なかったよ?他当たったら?って感じです。

 

保険が切れる!

そして秋、会社からとうとうレイオフ通知が来ました。イコール、健康保険が切れます。これはアメリカで生活していく上で結構重要な問題です。日本のように国保がないので、勤務先から健康保険に加入できなければ、個人加入しなくては行けません。それがめちゃくちゃ高い!夫婦で入るとほぼ月額20万円です。またいわゆるオバマケアも、現大統領が撤廃しようとしているいま、それに頼っていいのか心配です。

 

自分で調べよう!

とりあえず時間だけはあるので、本やネットでひたすら調べます。特にアメリカは医療費が高額な事もあり、みんな自分で調べます。その結果をシェアしているオンライン自助グループを見つけて入りました。専門家ではないので、時に誤った情報もあるでしょう。ただ情報量はものすごいので、助かっています。

 

あと橋本病のための食事について調べていました。日本語で検索すると、ヨウ素を含んだ物を食べ過ぎないように、バランス良く食べるように、程度しか書いてないんですが、英語で検索するとまず、グルテン厳禁!乳製品と大豆製品も要注意!と出てきます。海草を食べる文化がないからか、ヨウ素については「必要量摂取しなくてはいけない」という表記が見られます。

 

どちらも間違っていないのですが、西洋と東洋では生活形態や医療に対するアプローチが違うので、自分には何が合っているのかを探す事にしました。

 

食事療法を始める

実は私は、橋本病と正式には診断されていません。抗体検査が異常なしだったからです。でも検査結果を見てみると、2つあるうちの1つの抗体(TPOAg)しか検査されていません。さらにセロネガティブという、血液検査では抗体異常が見られなくても橋本病の人もいるようです。血液検査やエコー診断で分からない場合は、穿刺吸引細胞診で診断するそうです。

 

でも今はパンデミックのせいで、数週間待ってもオンライン診察しかしてもらえず、ラボ検査も時間がかかります。予約はしましたが、2ヶ月待ちでした。ただ甲状腺機能低下症という診断はされていて、症状のチェックリストで該当しないものがほとんどないほどなので、可能性は高いかなと思います。また検査出来たらご報告します。

 

とりあえず橋本病であるという前提で、パンデミック中でも自宅で出来る、自己免疫疾患のための食事療法から始める事にしました。

 

 

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