【AIP】食品の再導入【ステージ2】
AIPステージ2
さて、1ヶ月経ちました。体調の変化はあったでしょうか?まだ体調の改善を感じられない場合は、もう少しステージ1を続けてみましょう。食べ物を制限したおかげで、身体は食べ物に対して敏感になっています。ここから少しずつ、時間をかけて食品を再導入していきます。
さて、ステージ2のルールは、1週間に1品目だけ再導入ができる、です。
一度の複数の食品を再導入してしまうと、体が何に反応しているのか分からなくなってしまうので、辛抱強くゆっくり行きましょう。
例えば、ナッツを再導入するとします。ナッツの中でも1種類だけ選んでください。今週はアーモンドと決めたら、1日目の朝に少量(ティースプーン1杯程度)のアーモンドを食べて様子を見ます。消化しやすいように、丸ごとよりはスライスされたものなどが良いでしょう。炎症反応がないことを確認したら、昼に先ほどより気持ち多め(ティースプーン1杯半程度)食べてみます。それでも反応がなければ、夜に通常の量を食べます。そのあと2〜7日目は食べずに体調をみます。
炎症反応は人によって、出方も出る速度も違います。長いと1週間もしくはそれ以上かかる人もいるようです。症状も、胃痛、頭痛、腸内ガス、鼻炎、目や皮膚のかゆみ、悪心、目眩、皮膚炎、オリモノの増加、関節の痛み、疲れ、気分の落ち込みなど様々です。もし強い炎症反応が出たら、その食品はアウトです。反応が弱い場合はしばらく時間を置いて再トライする事も出来ます。
もし何も反応がなければ、おめでとうございます。再導入成功です!
次の週は、また違う1品目を選んで再導入します。これを延々と繰り返します。この時の導入の順番のオススメがあるようなので、書いておきますね。1→4の順番です。
第1グループ
- 卵黄
- 果物や種子ベースのスパイス
- 種子やナッツベースのオイル
- ギー (ghee)
- コーヒー(少量)
- ココア・チョコレート
- 一部の豆類(グリーンピース、サヤエンドウ、スナップピー、インゲン豆)
- スプラウト
第2グループ
- 種子
- ナッツ
- チアシード
- コーヒー(通常量)
- 卵白
- grass-fedのバター
- アルコール(少量)
第3グループ
- 茄子
- ピーマン
- パプリカ
- トマト(皮を除いて)
- grass-fedの乳製品
- 豆類(レンズ豆、エンドウ豆、ひよこ豆)
第4グループ
- 唐辛子
- ナス科のスパイス(唐辛子、パプリカ)
- トマト(皮つき)
- アルコール(通常量)
- グルテンフリーの穀物類(リストはこちら)
- 発酵させた豆(納豆など)
- 白米
食品によっては、食べているうちに体が慣れて炎症が出なくなるもの、たまになら食べても大丈夫なもの、少量なら大丈夫なもの、体調の良い時なら大丈夫なもの、などもあります。一度再導入に失敗しても、時間を置いて試してみるのもアリかもしれません。
グルテンと大豆製品は過敏反応がある人がかなり多いので、他の食品の再導入が終わってから、慎重にやってくださいね。
最後に、英語OKな人のために、詳しく書いてある英語のサイトを貼っておきますね。
The Autoimmune Protocol Reintroduction Cookbook