【AIP】お助け調理器具と調味料
前回の記事では、食べられるものと食べられないものをご紹介しました。食べられないものの多さにビックリしたんじゃないでしょうか。炎症を起こす可能性のあるものが、そんなにあるんですね〜。
さて、主に肉と魚と野菜を食べる事になる訳ですが、困るのは調理方法と調味料です。私が実際に使ってきたものをご紹介したいと思います。
調理器具
まずAIPを始めるに当たって購入したのが、ブレンダーです。これがあると、スムージーはもちろん、いろんなソースが簡単に作れます。夏場は野菜や果物が早く傷むので、ブレンダーにかけて冷凍してストックしておく事もできます。かなり役立ちました。
続いて、前から使っていたエアフライヤーです。特に夏場は暑くてオーブンなんて使っていられないので、これで野菜チップスなんか作って間食にしていました。難なのは、サイズが大きいので場所を取る事と、大きい割には大量に調理できない事ですかね。でもよく使ってます。
そしてフライパンと鍋を買い換えました。体内に入る化学物質を少しでも減らそうと、テフロン加工のものなどは捨てて、ステンレスと鉄製にしました。タッパー類も、BPAフリーのプラスチック容器を使っていましたが、なるべくガラス容器に移行中です。
そして浄水フィルターを設置しました。飲み水はフィルターしていたのですが、調理する水も気をつけようと思い、蛇口に簡単に取り付けられるタイプのものを買いました。
調味料:ハーブ
AIPの除去食に慣れてくると困ったのが、味付けのバリエーションです。塩コショウ、オーガニックのガーリックパウダーやオニオンパウダーなどは使えますが、飽きてきますよね。そこで使えるのがハーブです。
オリーブオイルにハーブを入れると香りづけが出来ます。フレッシュハーブが悪くなりそうな時は、細かく切って製氷機にオリーブオイルと一緒に入れて冷凍すれば、保存も効きます。
他にも、ブレンダーを使ってペストソースやドレッシングが簡単に作れます。
調味料:ココナッツ
AIPの強い味方が、ココナッツです。AIPではナッツ類は禁止ですが、ココナッツだけは炎症作用が少ないらしく全面的に使用可能です!
ココナッツウォーターをスムージーに入れたり。
ココナッツミルクはスープのベースにして。
ココナッツ粉は調理やお菓子作りに使えます。
ココナッツファインもいろんな調理に使えます。
ココナッツクリームは炒め物などに入れると、マイルドなタイっぽい味付けになります。
ココナッツオイルや ココナッツマナは、バターの代わりに。
ココナッツアミノはお醤油の代わりになります。
ただしココナッツは繊維質が多いので、食べ過ぎると消化不良を起こす事があります。ココナッツミルクは1日1カップ、ココナッツフレークやクリームは1日1/4カップ、ココナッツ粉は1日1/8カップ以内に抑えましょう。ココナッツオイルに関しては問題ないそうです。
調味料:栄養酵母
ビーガンの人に教えてもらったのが、栄養酵母 (Nutritional Yeast) です。好き嫌いあるかもしれませんが、私はありだな、と思いました。炒め物などにパパッとかけて使ってます。教えてくれた人は、スープベースに使っていると言っていました。
調味料:ボーンブロス
骨で出汁をとったスープですね。大量に作ってストックしておけます。市販のものも沢山売っていますが、AIPで除去しなければいけない食品や添加物が含まれている事が多いので気をつけてください。最近はボーンブロスのプロテインパウダーも色々と売っています。私はそれをお湯に溶かして、毎朝コーヒーがわりに飲んでいます。
調味料:アップルサイダービネガー
私が今まで苦手としていた調味料です。お酢が苦手なんですよ。でも橋本病患者さんたちが揃って絶賛してたので、買ってみました。腸内環境を整えて、血糖値を下げるのにいいらしいですよ。買ったのはBragg社のオーガニックのアップルサイダービネガーです。ホットレモンに混ぜて飲んだりピクルスに使う人もいるようですが、私はドレッシングに混ぜています。
食品:デーツ
AIPでは血糖値を安定させるためにも糖類を除去するのですが、甘いものが欲しい時はデーツ(なつめやし)が使えます。デーツを濃縮したシロップは、こってりとした甘さでデザートに使用すると満足度◎です。
食品:キャッサバ
グルテンや穀物、ナッツを除去しなければいけないという事で、粉物がほぼ使えないのですが、ココナッツ粉とタイガーナッツ粉、キャッサバ粉(タピオカ粉) は使えます。個人的にはキャッサバ粉が一番癖がなくて調理向きかなと思います。ココナッツ粉はお菓子作りに使っています。タイガーナッツ粉はまだ店頭で出会った事がないです。
食品:サーディン
オメガ3脂肪酸が豊富な食品としていつも話題に登るのがサーディン(鰯)ですが、オイル漬けのものはカロリーとかコレステロールとか気になりますよね。でも添加物なしの水煮の缶詰をストックしておくと、体調が悪くて買い物に出かけられない、とか料理する気力がない、っていうときのプロテイン摂取に役立ちます。困るのは、猫に半分ほど取られる事です。笑
他にも、日本には売ってないけどアメリカでは手に入る食品や調味料が結構あるんですが、もし需要があればそのうち紹介させていただきたいと思います。